土地の気象とシンクロするライティング・インスタレーション
さも昔のようで、あたらしい光
WEATHER TWINは、特定の地域の気候(天候/気温/風速/風向)と連動して表情を変えるライティング・インスタレーションである。地域の気象データとリアルタイムに紐付き、様々な色・速度・方向・リズムで建物を照らす。まるで自然の様に、いつ見ても異なる表情の光を味わうことが可能。大型建築に適用できるようデザインされており、地域の気象データと連動したインスタレーションとして、毎日表情を変えながら点灯する。
Issue
福井県おおい町の景色に、新しい光を。
遥か昔、福井県おおい町は大和朝廷に献上する塩の生産地であった。 製塩の炎が灯り、地域を照らしていたと伝えられている。
無形文化財「大火勢」の祭りが現代まで続く姿に見てとれるように、 人々はその炎から発せられる光をシンボルに、 生活の歩を進めていたのではないだろうか。
時は進み、現代。エネルギーやテクノロジーの進化、 近年ではスマートフォンの普及やSNSの発達により、 無数の光がつくられる時代となった。 その光の代償として、地球規模での様々な課題が取り沙汰され、 地域を持続可能にする動きが活発になりつつある。
そんな時代に必要なのは、 テクノロジーによる時代の変化に寄り添いつつ、 昔のように人と地域が一体化し、 なにかあたらしい光を共有していくということではないだろうか。
Creation
その土地の気象とシンクロする。
WEATHER TWINは、その日その時の天気・気温・風速など、地域の気象データとリアルタイムに紐付き、様々な色や速度、明滅で建物を照らす。地域固有の光を皆で共有することで、現代社会における人と地域を結ぶあたらしい光となることを目指す。
Project Information
Project Owner
福井県大飯郡おおい町
Team
Creative Director | |
Project Manager | Kentaro Nakada |
Technical Director | |
Technical Director | Yusuke Goto |
Creative Engineer | Kyosuke Saito(Konel) |
Lighting System | ARCHITAINMENT Inc. |
Electrical Construction | Araki Corporation |