日本橋の春祭りで街と人をつなぐ
日本橋最大の春まつりの、次の10年に向けたスタンダードをつくる
11回目を迎えた日本橋を代表する春祭り「SAKURA FES NIHONBASHI」は、多くのチャレンジや交流の場として回を重ね、定着のフェーズに入ってきた。Konelは、この春まつりにより強固なブランド力と持続性のあるデザインをもたらすべく、全体クリエイティブディレクションを担当。日本橋らしさをあらためて捉え直しながら、中長期を見据えたクリエイションをおこなった。

Issue
春まつり開催時の一体感の創出
日本橋は、その地形や景観規制等から、なかなかビジュアルによる一体感が出しにくい街であった。
そのため「お祭りをやっていることがわからない」等の声も聞かれていたため、今回はキービジュアル・キーカラーを統一した制作物を街中に掲出することを強化。春まつりの盛り上がりを可視化し、街のプレイヤーを巻きこんだ広がりを演出した。
Creation
統一モチーフで「街を桜で染める」
昨年までのリーフレットやデジタルサイネージ等での告知に加え、中央通りのフラッグを40枚ジャックし、各店舗にも小型フラッグを設置。各会場にあるファニチャーをキービジュアルに合わせたデザインにするなど、目立つ箇所のデザインを統一した。また昨年に続きメイン会場に設置した「桜のれん」や、大型店舗が掲げた期間限定の桜色ののれんと連動し、街全体が桜色に染まった。


街歩きと連動したイベント
来街者のニーズを考慮し、ウェブサイトの地図やイベントの告知方法をアップデート。より街歩きをしながらイベントが楽しめるような工夫をおこなった。
桜のれんの下で実施したイベントも、金曜日の夜には「東京アメリカンクラブ日本橋」による期間限定バーとJAZZセッション、毎週土曜日には気鋭のアーティストによるアコースティックライブと、街を楽しみながら気軽に参加できる内容とし、好評を博した。

Project Information
Project Owner
一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント
Team
Producer | |
Creative Director / Art Director | |
Art Director | Daisaku Ono(GIFT-GIFT) |
Graphic Designer | Maiko Higuchi |
Designer | |
Project Manager | Kei Furuta (Konel) |
Web Designer | Takuro Inada(17design.) |
Technical Director | |
Engineer | |
Event Project Manager | |
Event Project Manager | |
Photographer | Yuki Kawashima |
Photographer | Daisuke Okamura |