SHAPING THE FUTURE.

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Works

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SHUTTER Glass

Future Experience


見過ごす「美」にしおりをはさむメガネ

NEC×知財図鑑「妄想プロジェクト」の実現

SHUTTER Glassは、日常の美しさを切り取ってくれるメガネ。「高速カメラ物体認識技術」により、常にリアルタイムな画像認識を行い続けることで、「美しい」と感じた瞬間を時間や位置情報とともに画像ログ化。身の回りの「美しい」を見逃さない。身近にある自然の美しさや他者の行動に気づき、身の回りの変化に自分で気づくためのきっかけを提供してくれるだろう。


Issue

情報洪水の社会における、テクノロジーの役割

テクノロジーの進歩により到来した「情報社会」。今後もますます情報量が飛躍していく社会では、身の回りに存在する「美しさ」に目を止めることは難しくなっていくだろう。見過ごしてしまう自然の美しさや、他者の思いやりの行動に気づかせることができれば、情報洪水の中でも、身の回りの変化に自分で気づくきっかけが提供できるのではないだろうか。


Creation

見過ごす「美」にしおりをはさむ

SHUTTER Glassは、持ち主の「美」の感性に基づき、見過ごしてしまう美しい情景をクリップできる、未来のメガネ型デバイス。使い方は簡単。 まず、SHUTTER Glassをかけて普段通りの日常を過ごす。帰宅したら専用の充電ポートにSHUTTER Glassを置くと、一日の中で見過ごしてしまっていた「美」がプロジェクションを通して壁に映しだされる。気に入ったものはクリップでき、しおりのようにあとで見返すことができる。SHUTTER Glassがあることで、忙しい日々でも身近にある美しさや変化に気づくきっかけを与えてくれるだろう。 本アイデアは、NEC x Konelが共同で考えた「妄想プロジェクト」をビジュアル化して知財図鑑で発信し、さまざまな接点で共感者をつのった。妄想に共感した大阪大学大学院医学系研究科が開発パートナーとしてジョインし、プロトタイプの共同開発が実現した(現在、NEC Future Creation Hub関西で展示中)。

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Technology

高速カメラ物体認識技術 × 心的テンプレート

SHUTTER Glassは、NECの高速移動しながら動きを止めずにリアルタイムで物体を認識することのできる「高速カメラ物体認識技術」と、大阪大学大学院医学系研究科のユーザーの感性に基づきレコメンドを画像化・数値化する技術である「心的テンプレート」を応用して実装した。

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Future

SHUTTER Glassは、情報洪水の社会において「美しさ」に気づくきっかけを与える次世代のインテリアとして、プロジェクトの拡張・開発を進めている。共創を推奨するプロジェクトであるため、幅広いパートナーを募集中。


Project Information

Project Owner

NEC

Team

    Project Manager / UX Designer

    Natsumi Kato

    Art Director / Designer

    Andraditya Respati(Konel)

    Engineer

    Jay Jung

    Product Designer (Cradle)

    Gakki

    Product Designer (Table)

    Ryusei Sato

    Product Designer (Table)

    Kenshi Yokoyama

    Producer

    Mitsuyo Demura

    Technical Director

    Yasuhiro Ogino

    Video Director

    Soto Manabe(Konel)

    Web Engineer

    Sachiko Aoki(BTree)

    Programmer (Cradle)

    Uematsu Nanami

Tags

Creative DirectionDeviceCommunication DesignFront-endDesignProducePrototypingProduct

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