日本最大級のディープテックコミュニティ
「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(SDS)」は、東急不動産が渋谷サクラステージ セントラルビル内に開設した、日本最大級のディープテック・スタートアップ支援拠点である。Konelは本プロジェクトにおいて、ロゴデザイン、Webサイト、ビジュアルガイドラインを含むブランドデザイン全般を担当。ロゴは、桜の枝があらゆる方向にしなやかに伸びていく姿と、渋谷に集うディープテックスタートアップたちの成長や進化を重ね合わせた構造を持ち、連続性と変化の両立を象徴している。

ディープテックの成長を支援するコミュニティ拠点
SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(SDS)は、東急不動産が2025年1月、渋谷サクラステージに開設したディープテック・スタートアップの育成と支援を目的とするコミュニティ拠点である。エネルギー、AI、ロボティクス、クライメートテック、バイオテクノロジーといったディープテック領域は、社会に大きな影響をもたらす可能性を持つ一方で、研究開発に時間と資金を要し、事業化が困難であるという課題を抱えている。SDSは、日本の技術力を活かしつつ、MIT教授陣、東大IPC、渋谷区など国内外の産官学と連携し、伴走型の支援やアクセラレータープログラムを通じて、スタートアップの成長と実装を後押しする場として設立された。広域渋谷圏における新産業創出の推進を担う拠点である。
渋谷・桜丘からイノベーションの未来が花開く
Konelは、SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(SDS)の立ち上げに際し、ロゴおよびWebを中心としたブランドデザインを担当した。ロゴは、SDSに集うディープテックスタートアップたちが、それぞれに変化しながら成長し、未来を拓いていく姿を、桜の枝があらゆる方向に伸びていく動きに重ね合わせた構造となっている。時にまっすぐに、時にしなやかに変化しながら連なっていく造形は、連続性と柔軟性を併せ持ち、グローバルなスケールでの展開や飛躍の可能性を内包している。SDSの名に含まれる“SAKURA”の印象をさりげなく反映させつつも、一般的な桜モチーフには依存しない象徴表現をデザインした。また、モダンな空間やWebサイトの世界観とも親和性を持ち、SDSの力強いビジョンと一貫性のあるブランド体験を形成している。

