SHAPING THE FUTURE.

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Log Flower

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部屋の機嫌で育つ「観情植物」

デジタル上の新しい植物のプロトタイプ開発

部屋の雰囲気(感情)を栄養にして育つデジタル上の新しい植物「Log Flower(ログフラワー)」のプロトタイプ開発を実施。「半歩未来のアイデアを開発するプロジェクト『GG(仮) 』」における、開発パートナーとして参画した。

Log Flowerは吸収する感情によって成長の仕方が変わっていく「空間の写し鏡」のような存在であり、人びとの「いま」のコミュニケーションのあり方に気づきをもたらし、ひとの心のあり方を前向きに導く存在。世界にひとつだけの「観情植物」を通し、世の中にメッセージを投げかけた。


Issue

「場の空気」を可視化して、人々に前向きな気づきをもたらしたい。

企画当時、長引くコロナ禍やリモート社会の進展によって、くらし方や働き方もいろいろと変わり、特定の人と同じ空間で過ごす「おうち時間」が増加。その結果、楽しい時間だけでなくストレスを感じる時間も増えている状況もあった。
その場の空気や雰囲気に人は大きく左右されるもの。そんな「空気」を可視化できないだろうか?というところからプロジェクトがスタート。空間を満たすいろいろな感情を取り込んで成長する植物の姿を見ることで、人々に気づきをもたらし、人々の発言や態度を少しだけ前向きな方向に導くのではないか。このような発想のもと、この「Log Flower」は⽣まれた。


Creation

プロトタイプ開発

「Log Flower」は、音声感情解析AIであるEmpathを使用し、30日間で成長していく。最初の丸い「種」から、日々部屋の空気(感情)を吸収して「苗」となり、そして「花」へと部屋の感情に紐づいたオリジナルの形状と色に変化しながら成長。

取得感情の種類と色=平常:白/喜び:黄色/悲しみ:青/怒り:赤

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展示会の実施

「未発表の発射台」をテーマとしたクリエイティブスタジオ「砂箱」にて、展示会を実施した。来場者のさまざまな「感情」で成長する「Log Flower」が体験できる空間として一般向け解放を行った。
【未来のパーツ展 vol.1 感情と花】
会期: 2022年8月26日(金)~9月2日(金)11:00-19:00
会場:「砂箱」 https://sunabako.jp

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Technology

「Log Flower」はAI感情取得技術である「Empath*」を使用し、目に見えない感情を収集・解析し、花の色や形状に反映することで感情を可視化する。そのため、感覚でしかわからなかった感情の「気づき」を得ることが可能。気づきにより場の空気を見直し、明るい会話や振る舞いを続けることで、よりよいコミュニケーションが⽣まれることにつながる。

※人の声から感情を解析するAI。声の音響物理的な特徴から数万人の音声データベースを元に喜怒哀楽や気分の浮き沈みを判定する。

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Future

育ったデジタルプラントからは、将来的にその花の「種」を取り出すことができる。 今後は成⻑した花や種を唯一無二のオリジナル性を生かしてデジタルデータとして譲渡したり、NFTにて販売・トレードを⾏うことを視野に入れ、開発を継続していく予定。


Project Information

Project Owner

Tokyu Agency Inc. / GG(仮) + Konel.Inc

Team

    Total Produce

    Tokyu Agency Inc. / GG(仮)

    Technical Director / Engineer

    Kyosuke Saito(Konel)

    CG Artist

    ajisa(Konel)

    Technical Director

    Yasuhiro Ogino

    Technical Advisor

    Yohei Kajiwara

    Project Manager(Operation)

    Ryusei Sato

    Engineer(Operation)

    Ayumi Nagai

Tags

Creative DirectionArt DirectionPlanCopywriteEventCommunication DesignBack-endFront-endDesignArtSpaceProducePrototyping