明治から続く老舗旅館のブランディング
老舗旅館の再出発
石川県山中温泉の老舗旅館、花紫。「伝統を更新する文化サロン」として在り続けることを掲げ、リブランディングを行った。
Issue
すでに存在する空間と、新たにつくるブランドツールに一貫性を持たせるべく、様々なブランドツールの見え方・伝わり方を統一する必要があった。旅館として、花紫単独のメリットを考えるのではなく、ひいては山中温泉の地域としての未来、在りたい姿を共有し、再定義することからプロジェクトは始まった。
Creation
山紫水明
映像、WEBサイト、パンフレットを制作し、コンセプトを体現するためのアートイベントを実施。元々存在していた空間やロゴとのマッチングを図りつつ、花紫の目指すあたらしい文化サロンのあり方を表現するべく「革新と伝統の混在」「余白」「わび・さび」をキーワードに、制作した。 Webサイトは『Awwwards』にてHonorable Mentionを受賞。

Art Event
香りと記憶、ある未来の場合
2022年夏に「花紫」で新たにオープンしたライブラリーの空間を会場として、アートイベントを開催した。Konelの作品「BWTC」から派生した体験型の作品が展示された。花紫から発売されるお香を一つの香りとして、その香りから引き起こされる記憶のイメージを浮かべながら脳波を読み取り、1秒間あたり1円で買い取ります。買い取った脳波は独自のプログラムで「脳波絵画」に変換した。