メニューがない未来のBAR
世界最大級の品揃えを誇るAmazonの酒類事業の認知を高めるため、膨大な種類の在庫から、今の気分にぴったりのお酒がレコメンドされる「メニューのないBar」を期間限定で銀座にオープン。
Issue
広告ゼロで認知を飛躍させる
Amazonは、本や家電のイメージが先行し、食品や酒類の販売イメージが不足する課題があった。世界最大級の品揃えという強みを活かし、圧倒的な認知を生み出すために、広告に頼らないことを前提としたPR施策がAmazon BARだ。
Creation
銀座に現れた圧巻のBAR
Amazonと強固な信頼関係を築いているアルコールメーカーの協力を得て、数千本を超えるボトルがディスプレイされた。さながらライブラリとしても機能するレベルの陳列は、お酒好きの直感を刺激し、来店者はゆっくりとお酒に向き合う時間を楽しんだ。
Technology
気分から味覚を推定するオーダー体験
圧巻のライブラリとならんで、注目を集めたのは独自のオーダー体験だ。 来店者はロビーのタブレットでユニークなアンケートに回答する。それらは味に直接関係する質問ではなく「いま見たい映画はアクション、それともラブストーリー?」といった、その時の気分を答える形式だ。気分から味覚状態を推定する仕組みは、味博士こと鈴木隆一氏が研究をつづける、AI味覚センサーレオを用いて設計された。
Result
メディア・生活者を巻き込む統合コミュニケーション
メディアデーにはマスメディア、デジタルメディアが分野を横断して集まり、開店前から多くの来場希望者が行列をなす結果となった。狙い通り広告を一切使わない設計で統合的なコミュニケーションが実行され、ファンがうまれ、翌年以降も不定期に開催されるシグニチャーイベントとなった。
Project Information
Project Owner
Amazon Japan
Team
Producer | |
Graphic Designer | LEE |
Agency | Tokyu Agency |
Spatial | HAKUTEN |
Operation | Frontier International |
Photo | HAKUTEN |