たのしくって美味しい
食感をテーマに五感を使って地域素材を楽しむ
食感を表す擬音語“オノマトペ”を商品名にした、全国の地域産品を使ったお菓子をプロデュース。生産者と連携し、子供に与えても安心なお菓子を軸に、親子のおやつの時間のコミュニケーション創出を目指した。
Issue
おやつの時間を、最高のコミュニケーションにしたい
「このお菓子、食べさせて大丈夫?」「ほんとは毎日手作りしたいけど…」「もうちょっと、かわいいお菓子があったらなぁ」 子供は喜んでいても、親はモヤモヤしがちなおやつの時間。食事よりも優先度が低くなることが多いが、せっかくの大切な親子のひとときをもっと豊かな時間にできるのではないか?という問いからプロジェクトがスタートした。
Creation
オノマトペをテーマにしたデザイン&コミュニケーション
食べた時の音をそれぞれの商品名にし、五感を使って食べる楽しさを提案。またそれぞれのお菓子をイメージしたキャラクターをデザインに取り入れたり、ウェブサイトでキャラクターをタップすると声が流れたりと、おやつの時間のコミュニケーションを生み出すような仕掛けを随所に施した。 デザインの過程では子供たちの意見も取り入れ、商品名はすべて子供が考案したものを採用した。
地域の味を次世代に伝える
離乳食期を過ぎた子供のおやつは急にジャンクなものが増える傾向にある。子供たちに与えても罪悪感がない美味しく安心なおやつを地域素材で作るべく生産者とかけあい、ありそうでなかった素朴なお菓子を製造してもらうことにこだわった。生産者側にも次世代の新規客にアプローチする機会を提供することができた。
Future
おやつから未来の食を考えるきっかけを作る
オノマトペのおやつたちは一般販売のほかに、お菓子を教材にした「パッケージデザイン体験」「五感を使った食事を通した歯の健康教育」などさまざまなワークショップを実施している。おやつの時間の中心にあるお菓子はあくまでツールであり、当プロジェクトはお菓子を通して食やコミュニケーションを豊かにする機会を生み出すことを目指す。今後は海産物や未来食材の生産者と共創する商品開発を行いたい。
Project Information
Project Owner
Konel
Team
Producer / Creative Director | |
Art Director / Designer | |
Designer | Kazuma Inoue |
Photographer / Videographer | Yusuke Maekawa (Konel) |
Technical Director / Engineer |